「汗をかくと痒くなる」「かゆいから、汗をかかないように気をつけている」というアトピーでお悩みの方も多いのではないでしょうか?
しかし、汗をかくことは体内の毒素を出すのに効果的で、アトピーを早く改善させるにも、汗をかくことは重要です。
しかし、実際に汗をかくとかゆみが増し、皮膚が悪化するのも現実です。
アトピー患者が汗をかいて痒くなるには原因があります。
まず、汗には2種類の汗があるのですが、岩盤浴やよもぎ蒸しなどでかく汗はさらさらしているため、汗をかいても痒くなりません。
アトピー患者の皮膚状態が悪い場合、岩盤浴などを行っても汗が全然出ません。
これは汗を出す汗腺が詰まってるからです。
アトピー患者の皮膚は表面の角質層が傷んで炎症しているため、通常の汗が出にくい皮膚になっています。
炎症が起きている皮膚の上にワセリンのような熱を閉じ込めてしまう保湿剤を使っていると、体温が上がると同時に熱が発散しないため、炎症が酷くなります。
炎症が酷くなると、痒みは増してしまいます。
汗をかきにくいのに、一気に熱くなって汗が噴き出すのも、これらのことが原因で起こります。
この時の汗はさらさらしておらず、ベトベトしており、かゆみを引き起こします。
皮膚の悪化→保湿→熱がこもる→かゆみが増す→皮膚の悪化というマイナスの循環に陥ってしまいます。
まずは体温調節を上手に出来る皮膚に改善する必要があります。
上手な体温調整をするポイント
①皮膚の表面ではなく、体内の体温を上げること。
体内の温度を上げるのは食べ物が重要です。
腸を冷やさないようにすることが重要になりますね!(これはまた別の記事で!)
②熱をこもらないようにすること
保湿剤の種類に気をつける、塗りすぎないことが重要です。炎症を誘発する食べ物を避ける。(良くない油と砂糖)
③汗腺を開くようにする(低温サウナ、岩盤浴、よもぎ蒸し)
これらの汗はさらさらしているので、シャワーで流す必要はありません。この汗が保湿効果になるので、拭き取るくらいで十分です。
またこの汗は皮膚を弱酸性にしてくれる事が言われていますので、黄色ブドウ球菌などの繁殖を抑えてくれます。
いい汗を取り戻して、上手な体温調節でアトピー皮膚の改善を図りましょう!
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