アトピー性皮膚炎の保湿の仕方教えます!

最近ではアトピー性皮膚炎の患者だけでなく、乾燥肌に悩む人が増えて、美容のために保湿クリームを塗るのが当たり前になってきています。

アトピー患者だけでなく、日本人全体が乾燥肌になっているようです。

アトピー性皮膚炎の患者さんの中でも「ステロイドやプロトピックは使いたくない」という人は多くいても、保湿クリームは手放せないって思っていませんか?

副作用の少ないと思っている保湿剤も長期間に渡って使い過ぎると、肌本来の保湿機能が低下し、肌に張りが無くなってしまいます。

成人の難治性のアトピー性皮膚炎の方は長期間、肌に保湿していますので、体内からの肌本来の保湿機能が低下してしまっている可能性があります。

体内からの肌の本来の保湿機能を取り戻さなければ、肌の状態はよくなりません。

副作用が無いと思っている保湿剤ですが、使い方を間違うと肌本来の保湿機能が損なわれ、皮膚症状が治りにくくなります。

メリットよりデメリットが優った状態です。

保湿剤は皮膚の乾燥状態を改善させますが、保湿を使い過ぎていては、アトピー性皮膚炎の本当の完治は出来ません。

乾燥による皮膚の湿疹を保湿剤で治すことが出来ます。

しかし、保湿剤を使いすぎると、肌本来の機能が低下してしまいます。

本来は皮膚は外から保湿しなくても、保湿機能は皮膚にもともと備わっているものです。

なぜ皮膚の保湿機能が低下してしまっているのか?本当の原因を根本改善していく必要があります。

皮膚の保湿機能の獲得がアトピー完治の最終です。

何でも頼り過ぎは禁物です。保湿機能が無くなった肌を本来の肌に取り戻すのは、本当に大変ですので子どもさんに長期間保湿を使用する時には気をつけて下さい。

保湿には副作用は無いと思っている方がほとんどではないでしょうか?

実際はそんなことありません。本来の保湿機能を失った肌は菌にも弱く、乾燥し、湿疹の症状を治りにくくしてしまいます。

アトピー患者の皮膚の保湿に対してまずは、何を塗ったら良いのか?

病院で処方されている保湿剤といえば、ワセリン、ヒルロイド、グリセリン、アズノールなどがメジャーかと思います。

医者によっては尿素入りの保湿剤を勧めている人もいるみたいです。

保湿剤については、何が安全であるかは、正直なところ分かりません。

私自身は、幼少期の保湿にヒルロイドやワセリンを長い間、塗っていました。

現在でも私の皮膚は、湿疹の症状は無いものの、色素沈着を起こしている部位がありますので、保湿自体を長期的に使用することは正直、おすすめ出来ません。

日光に当たらなければ大丈夫とおっしゃる方もいますが、服で隠れている場所にも色素沈着はよく見られるので日差しの関係もなさそうです。

とくに、女の子には将来のためには保湿剤は長期的に使用しない方が良いと思います。

また、天然由来の保湿剤のものであっても、クリームは個人によっては合う合わないがあり、天然由来でも肌は荒れることがあります。

すぐに飛びつかず、試しに使ってみてからの購入をお勧めします。ちなみに私はシアバターのクリームやアーモンドオイルを時々使っています。

オイル系が合う人とクリーム系が合う人がいると思いますので、探してもなかなか合うものが見つからない人はそういう視点で探されても良いかと思います。

皮膚の赤みが強い時は、ワセリンだと熱を外に放出出来ません。

熱が放出出来ないと、かゆみが増したり、赤みが強くなりますので、注意が必要です。

皮膚の状態や治癒の過程に合わせて使い分けすることが必要です。

基本的に沢山保湿をしたからといって、アトピー性皮膚炎が治るというものではありません

最終的には体に保湿機能を持たせることが治療です。保湿依存になってしまうと肌は少しづつ、体の内からの保湿機能を失っていきます。

まずは、自分の体を信じることです。食事を変え、内から変わってくるまで保湿に頼ってみる。これくらいが良いのかと思っています。

では、その塗り方ですが・・・

むやみやたらに塗りまくるのは肌の保湿機能を下げてしまうことになるので、塗り方には気を付けて欲しいと思います。

一番やってはいけないのが、一番良くされている塗り方だと思います。

私自身がずっとしていた塗り方なんですが・・・。

クリームを手のひらに付けて、手のひら全体に伸ばして患部のみではなく、正常な肌にも「ベタァ~」っと全体に塗っていませんか?

保湿は毎日している人が多く、面倒になってしまい、アトピーが重症な人程、ついついやってしまう塗り方です。

基本的には指先で患部のみ、または乾燥している部位のみに優しく塗ってください。

特に赤みを帯びている場合は塗りすぎると、熱がこもってしまいかゆみが酷くなることがありますので塗り過ぎ注意です。

保湿一つにしても、個人差があったり、症状が変われば、保湿剤が合わなくなることもあります。なので、内からの保湿機能が高まるまでに使用するという根本を忘れないようにしてください。

 

さまざま病気で悩む人のために