ダニの対策といえば、部屋の掃除ですね!
アトピー性皮膚炎のお子さんをお持ちの方は、「寝具は何にしたら良いんだろう?」「掃除機はどれくらいしたら良いの?」「布団の手入れはどうしよう?」などとお悩みの方も多いかと思います。
基本的にはアトピー性皮膚炎の人は炎症のため、暑がる傾向があります。汗もかきやすいので布団の湿気をしっかり取ってあげることは必要です。
布団のお掃除と手入れの仕方
布団は汗をかくので、ダニの繁殖を抑えるためには、湿気取りをしなければいけません。湿気取りのために、布団を外に干している方もいらっしゃると思います。
しかし、最近は中国からの大気汚染物質のP.M2.5や黄砂などが飛散してきますので、布団乾燥機の使用をお勧めします。衣類に関しても外ではなく部屋干しの方が良いです。
P.M2.5や黄砂は呼吸器疾患やアレルギー症状、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させると言われています。
布団乾燥の目安は最低でも2週間に一度はして欲しいと思います。
布団乾燥機の使用後はダニの死骸の吸引するために掃除機は必ず行ってください。
肌の状態が落ち着いてなく、フケや掻くことによって皮膚が布団へ沢山落ちてしまう方は毎日の掃除機は必要になります。
畳やカーペットを極端に嫌がる人もいらっしゃいますが、ダニはアトピー症状の誘発因子ではありますが、原因ではありません。
どんなに一生懸命にダニ退治しても、アトピー性皮膚炎の病気自体が治るわけではありませんので、過剰に反応しなくても良いかと思います。
掃除したという安心感の方が効果があります。
アトピーの症状が落ち着いて来たら、ダニもそんなに気にしなくても、症状は出ません。
週末にきれいに掃除していれば、問題ないかと思います。
重度のアトピーの方はある程度徹底する必要があるので、カーペット、ソファーやぬいぐるみなどを近くに置かない工夫が必要です。
一番やってはいけないのは、ダニを気にするあまり、畳などにバ〇サンなどをたくことです。
必ず皮膚症状が悪化しますので、気をつけて下さい。
また、最近のマンションなどは密閉性が高くなって暖かいですが、ダニなどは発生しやすい環境になっています。また壁などの接着剤に使われる化学物質がアレルギーを起こしますので、換気をしっかりとすることが大事です
寝具や肌着のお勧めは?
一般的には、化学繊維より綿や麻が肌に良いと言われています。皮膚の炎症により熱がこもったり、肌への接触で摩擦が生じるような素材は避けたいです。
最近の安い大量生産されている綿などは農薬が沢山使われているようなので、そちらの方が体には悪いのかもしれません。
最近では竹でできた布が売っています。肌着から布団カバーまであります。竹の布は吸水性があり、抗菌・作用などもあり、値段も高くないですので、お勧めです。
アトピーで悩む方以外でも、汗をかきやすい方、匂いが気になる方にお勧めします。
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