オステオパシーとは?
当院では伝統的なオステオパシーという医学・手技を用いて治療を行っております。
オステオパシー医学は日本ではまだ馴染みがなく、認知されていませんが、アメリカをはじめカナダ、ヨーロッパでは西洋医学(アロパシー医学)と同様、多くの人がオステオパシー医学の恩恵を受けています。
最近ではプロテニスの錦織選手が手首の手術回避のためにオステオパシー治療を受けたり、スケートの羽生選手がオステオパシーを受けていることでも話題になっています。
オステオパシーはアメリカでは日本の医師と同じように医師免許として認可されています。またカナダやヨーロッパでは国家資格として認可されている医学です。
オステオパシー医学では人の身体は途切れることなくつながっており、身体全体が全て影響し合っていると考えます。
実際に、人間の体は頭から足の先まで膜という組織でつながっています。
この繋がりがあるため、普段の悪い姿勢や骨折、捻挫、関節のズレ、手術によって筋膜が捻じれ、膜を伝って他の部位に影響を出します。最終的に過剰なストレスがかかっている場所の神経や組織の血液循環が不良となり、体に問題を起こしてしまいます。
オステオパシーでは、その症状が出ている部位では無く、原因となっている場所を施術することで体の機能を取り戻します。
「オステオパシーの歴史」
オステオパシー医学はアメリカの医師であるA.TStillによって1874年に創設されました。
Still医師は軍医をしておりましたが、3人の子どもを感染性脊髄炎で次々と亡くされてしまいます。
子どもの死をきっかけにStill医師は今の医学には何か欠けているものがあるのではないかと新たなる医療を独自で探求し、身体は筋膜、内臓、血管、神経など頭のてっぺんから足の先まで全身がすべて繋がっており、全てが影響しあっている事を唱え始めます。
スティル先生は身体に生じる不調や痛みはこれらのいくつもの原因が複雑に絡み合って症状を出していることを唱えています。オステオパシー医学によってこの原因となっている部位を突き止め、適切な施術を行う事で身体の自然治癒力を活性化させることで、痛みや不調が解決します。
オステオパシーは筋膜だけでなく、内臓、神経、血管、頭蓋と体の組織すべてを施術対称としています。
1892年にはカークスビル・オステオパシー医科大学が設立され、アメリカでは医師として全ての医療行為が認められています。
どこに行っても良くならない、どんな治療も信じられないあなたの最後の砦になれるよう心を込めて施術させて頂きます。